「川口・越谷・上尾方面」|近隣へ出る日の移動時間と順路の決め方の目安
近隣の市へ出る日は、距離の順に回ると崩れます。所要を決めているのは距離ではなく、通る時間帯だからです。だから順路は、混み方の時間に合わせて組みます。さいたま市見沼区を拠点にすると、南の川口方面、東の越谷方面、北西の上尾方面へ出る日が出てきます。地図の上では近い距離です。ところが実際には、朝と夕方に流れが落ちる区間を含むため、同じ区間でも時間が大きく変わります。よくあるのが、近い先から順に回って、最後の一件で渋滞に捕まるという流れです。この記事では、所要が変わる区間の見当、距離順にしない順路の組み方、そして回れる範囲の決め方を順番に整理します。
【この記事のポイント】
近隣へ出る日の組み立ては、方向ごとの性格を知るところから始まります。南へ向かう道は都心へ出る車と重なり、東へ向かう道は川を渡る橋で流れが絞られます。北西へ向かう道は、中山道の流れと鉄道をまたぐ場所が関わってきます。この性格が分かれば、どの時間帯にどの方向へ向かうかを決められます。順路は、混む区間を混む時間に通らない形に組む。これだけで一日の終わりが変わります。そして、拠点から回れる範囲は距離ではなく、戻れる時刻で決めます。範囲を決めておくと、依頼を受けるかどうかの判断も速くなります。
この記事の結論
- 所要を決めるのは距離ではなく通る時間帯。同じ区間でも朝夕と昼では流れがまるで違ってきます。
- 順路は距離の順ではなく、混む区間を混む時間に通らない形に組む。戻りの時間帯も先に決めておきます。
- 回れる範囲は距離ではなく、戻れる時刻で決める。範囲があると依頼を受ける判断も速くなります。
時間帯によって所要が変わる区間の見当をつける
見沼区から近隣へ出る道は、方向によって性格が違います。性格が分かると、どの時間帯に通ればよいかの見当がつきます。南、東、北西の三つに分けて見ていきます。
南へ向かう方向は都心へ出る流れと重なる
川口方面へ南下する道は、都心へ向かう車と重なります。国道122号は見沼区の側から南へ通じる幹線で、朝の時間帯には都心方向の流れが集まります。東京外環自動車道や首都高へ接続する箇所の周辺も、時間帯によって流れが落ちます。つまり、朝に南へ向かうと所要が読めません。逆に、朝の流れが落ち着いた後なら同じ区間が通りやすくなります。夕方は向きが反転し、都心から戻る車が増えます。南へ出る日は、行きと帰りで混む向きが入れ替わる前提で組むのが現実的です。正直なところ、この方向はいちばん幅が大きい部分です。初めて向かう先があるなら、余裕を多めに見ておいてください。
東へ向かう方向は川を渡る場所で絞られる
越谷方面へ東へ出る道は、川を渡る箇所が関わってきます。見沼区の東側には低地が広がり、綾瀬川や元荒川といった川が流れています。川を渡れる場所は限られるため、橋のある区間に車が集まります。橋の前後で流れが絞られるのは、道の構造上のことです。国道16号は東西方向の移動に使われる幹線で、ここも時間帯によって流れが変わります。東へ向かう日は、どの橋を通るかを先に決めておくと見当が立ちます。あわせて頭に置きたいのが、見沼代用水や芝川の周辺に残る農地の中の道です。抜け道として使える道もありますが、幅が狭く、すれ違いに時間がかかる場所もあります。急いでいるときの迂回先として向くかどうかは、実際に通って確かめておく必要があります。
北西へ向かう方向は中山道の流れが関わる
上尾方面へ北西に出る道は、国道17号、いわゆる中山道の流れが関わります。この道は南北の移動に使われるため、時間帯によって混み方が変わります。JR宇都宮線の線路をまたぐ箇所では、踏切や立体の交差で流れが絞られることがあります。市街地を抜ける区間は信号も多く、距離が短く見えても時間がかかります。北西へ出る日は、幹線を通すのか、市街地を抜けるのかで所要が分かれます。幹線は信号が少ない一方で混む時間帯があり、市街地の道は距離が短い一方で止まる回数が増える。どちらが速いかは時間帯によって逆転します。走ってみて記録を付けると、自分の判断材料になります。
距離の順ではなく時間帯で組む順路の考え方
順路を組むとき、つい近い先から回りたくなります。ところが、それでは混む区間を混む時間に通ることになりがちです。考え方を入れ替えると、同じ件数でも終わる時間が変わります。
混む区間を混む時間に通らない
組み立ての基本は、これだけです。朝に南へ向かう流れが重いなら、朝は別の方向から始める。夕方に戻る流れが重い区間があるなら、その区間を夕方に通らない形にする。順路を方向で分けて考えると、組みやすくなります。たとえば、朝のうちに拠点に近い区域を片づけ、流れが落ち着いた時間に遠い先へ出る。そして夕方の混む向きに重ならないうちに戻る。この形にすると、走っている時間が短くなります。注意したいのは、締め切りがある荷物です。指定の時間がある先は動かせないため、そこを軸に置いて他を回す形になります。ケースによりますが、時間指定のある先を先に地図へ落とすと、残りの組み立てが見えてきます。
戻りの時間帯を先に決めておく
見落としやすいのが帰りです。行きの所要だけを計算して出ると、戻りで時間を失います。だから、何時ごろに戻るかを先に決めてから出る順番を組みます。戻る時刻が決まれば、遠い先をいつまでに終えるかも決まります。この逆算があると、現場で迷いません。それから、戻る道を行きと同じにしない選択もあります。行きで混んでいた区間は、帰りには逆向きが混むことがあります。方向によって混む向きが反転する性格を知っていれば、別の道を選べます。給油をどこで入れるかも、戻りの計画に入れておくと無駄が減ります。空荷で戻る区間は収入を生まないため、短くする工夫がそのまま効きます。
迂回の道を一本持っておく
渋滞や事故で動かなくなったとき、迂回の道を知っているかどうかで差が出ます。地図の表示は代わりの道を示してくれますが、その道が軽バンで通りやすいかどうかは別の話です。幅が狭い、見通しが悪い、踏切で止まる。こうした条件は、実際に通ってみないと分かりません。だから、普段使う方向ごとに迂回の道を一本ずつ持っておく。空いている時間に一度通ってみて、通れるかどうかを確かめておくのがいちばん確実です。農地の中を抜ける道や、住宅地の中の細い道は、抜けられても時間がかかることがあります。迂回して余計にかかるなら、幹線で待つほうが速い場面もあります。判断できるようになるには、経験を記録に残しておくことが役に立ちます。
拠点から回れる範囲をどこまでに決めておくか
回れる範囲を決めずに走ると、受ける依頼によって一日の形が毎回変わります。それでは予定が立ちません。だから、自分の範囲を決めておきます。決めるときの基準は、距離ではなく戻れる時刻です。
見沼区から南、東、北西へ出る移動は、方向ごとに所要の幅が違います。同じ距離でも、南へ向かう道のほうが時間帯の影響を受けやすい。だから「何キロまで」という決め方では実態に合いません。それより、「この時刻までに戻れるなら受ける」という決め方のほうが使えます。この基準なら、時間帯によって範囲が自然に伸び縮みします。朝の遅い時間なら遠くまで行ける、夕方に近い時間なら近い範囲だけにする。この調整ができます。
範囲が決まると、依頼を受けるかどうかの判断も速くなります。聞いた場で当てはめて答えられるため、迷う時間が減ります。そして、記録を付けていけば範囲は広げられます。どの方向へ何時に出て、どのくらいで戻れたか。この記録が溜まると、自分の所要の見当が正確になります。地図の表示より自分の記録のほうが、荷物の積み降ろしまで含めた実態に近いものです。前向きに言えば、走るほど判断の材料が増えていきます。範囲を決めた人のほうが、無理のない形で仕事を広げています。
よくある質問
Q1. 近隣の市までの所要時間はどのくらい見ればいいですか
A1. 時間帯によって幅が大きいため、一つの数字で持つより幅で持つほうが実用的です。地図の表示で見当をつけ、そこに荷物の積み降ろしの時間を足してください。表示に出る所要には作業の時間が含まれていません。自分で走った記録を付けておくと、方向ごとの幅が分かってきます。
Q2. どの方向がいちばん読みにくいですか
A2. 都心へ向かう流れと重なる方向は、時間帯の影響を受けやすいところです。朝は都心方向、夕方はその逆向きが重くなるため、行きと帰りで混む向きが入れ替わります。東へ出る方向は川を渡る箇所で流れが絞られます。方向ごとに性格が違うので、走った記録を分けて付けると見えてきます。
Q3. 抜け道を使ったほうが速いのですか
A3. 場面によります。幅が狭い道やすれ違いに時間がかかる道では、迂回して余計にかかることがあります。踏切で止まる道も、時間帯によって読めません。地図の表示が示す代わりの道が、軽バンで通りやすいとは限りません。空いている時間に一度通って確かめておくと、判断できるようになります。
Q4. 順路はどうやって組み始めればいいですか
A4. 時間指定のある先を先に地図へ落としてください。それが動かせない軸になります。次に、混む区間を混む時間に通らない形で残りを並べます。そして戻る時刻を決めて、遠い先をいつまでに終えるかを逆算する。この順番で組むと、現場での迷いが減ります。
Q5. 戻りの道は行きと同じでいいですか
A5. 方向によって混む向きが反転することがあるので、同じ道が同じ速さとは限りません。行きで流れていた区間が、帰りに重くなる場合があります。給油をどこで入れるかも含めて、戻りの道を別に考える価値があります。空荷で戻る区間は収入を生まないため、短くする工夫がそのまま効いてきます。
Q6. 回れる範囲は距離で決めないほうがいいのですか
A6. 距離で決めると、時間帯の影響を拾えません。同じ距離でも方向と時間帯で所要が変わるからです。「この時刻までに戻れるなら受ける」という決め方にすると、時間帯によって範囲が自然に伸び縮みします。この基準のほうが、依頼を受ける場での判断も速くなります。
Q7. 記録は何を書いておくと役に立ちますか
A7. 出た時刻、向かった方向、通った道、戻った時刻、そのときの流れの印象。この並びがあれば、方向ごとの所要の幅が見えてきます。渋滞に捕まった日は、どの区間でどの時間だったかを書いておくと次に活きます。積み降ろしにかかった時間も分けて書くと、計算に使えます。
Q8. 近隣まで出るなら車の選び方は変わりますか
A8. 走る距離が伸びるほど、燃費と座っていての疲れにくさが効いてきます。一方で、降りる先が住宅地なら小回りと車幅も必要です。両方の性格を持つ走り方になるため、どちらかに振り切らない選び方が向く場合があります。走る範囲が見えてから車を決めるほうが、合わない買い方を避けられます。
まとめ
- 所要を決めるのは距離ではなく通る時間帯。同じ区間でも朝夕と昼では流れがまるで違ってきます。
- 方向ごとに性格が違う。南は都心へ出る流れと重なり、東は川を渡る箇所で絞られ、北西は幹線と市街地で分かれます。
- 順路は時間指定のある先を軸にして、混む区間を混む時間に通らない形に並べていきます。
- 戻る時刻を先に決めて逆算する。行きと帰りで混む向きが反転するため、帰りの道は別に考えます。
- 回れる範囲は距離ではなく戻れる時刻で決める。記録が溜まれば、範囲は広げていけます。
近隣へ出る日は、地図の距離を見ているだけでは組めません。方向ごとの性格と時間帯を知ると、同じ件数でも終わる時間が変わります。今日できる一歩は、次に出る日の記録を付けること。出た時刻、通った道、戻った時刻。これを方向ごとに分けて書いておけば、数回で自分の所要の見当ができます。地図より自分の記録のほうが、実態に近い判断材料になります。
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走る範囲が決まると、車の選び方も絞れてきます。近隣まで出る日が多いなら燃費と疲れにくさ、住宅地で降りる場面が多いなら小回りと車幅。どちらの性格も必要な走り方なら、極端に振らない選び方が向くこともあります。
まだ決めていない段階でも、相談できる窓口はあります。走りたい範囲、運びたい荷物、置ける駐車場の条件を伝えると、話が早く進みます。見積もりを取る前の整理だけでも構いません。手元の条件を持って、一度話してみてください。