軽貨物は1日に何件回る?戸建てと集合住宅で変わる停車と歩きの時間
一日に回れる件数は、走った距離ではなく、停まった回数と車から降りて歩いた時間で決まります。地図の上では近い家が並んでいても、一軒ごとに停めて降りて戻る動作が入れば、そこで時間は消えていきます。軽貨物の仕事を調べていると、一日に何件という数字を目にすることがあります。ただしその数字だけでは、自分に回せるかどうかは判断できません。担当する地区が戸建て中心なのか集合住宅中心なのかで、一日の形がまるごと変わるからです。さいたま市見沼区のように両方が混ざる地区なら、その日の割り振りによって同じ件数でも疲れ方が違ってきます。この記事では、件数を決めている要素、戸建ての地区で時間を取られる場面、集合住宅の地区で時間を取られる場面を順に整理します。
【この記事のポイント】
件数の話を聞くときは、その件数がどんな地区での話かを合わせて確かめてください。走行距離が短いほど楽になるとは限りません。短い距離に家が密集していれば、停車と歩きの回数はむしろ増えます。戸建て中心の地区では、停める場所を探す手間と門から玄関までの往復が積み上がります。集合住宅中心の地区では、建物に入るまでと上下の移動が時間を食います。どちらにも向き不向きがあり、体力の使い方も違います。自分が続けられる形を選ぶには、件数そのものより、その件数をこなす動作の中身を知っておくほうが役に立ちます。
この記事の結論
- 一日の件数は走行距離では決まらない。停車の回数と、車を降りてから戻るまでの歩きの時間が実際の上限を作ります。
- 戸建て中心の地区では停める場所探しと玄関までの往復が重なる。集合住宅中心の地区では建物に入るまでが時間を食います。
- 件数の情報を見るときは地区の性格と合わせて読む。数字だけを比べると、自分に回せるかどうかの判断を外しやすくなります。
一日の件数を決めているのは走行距離ではないという話
配送の仕事を距離で想像すると、実際とずれます。長い距離を走る日のほうがきついように思えますが、住宅地を細かく回る日のほうが体にこたえることもあります。理由は単純で、時間を使っているのが走行ではなく、停まってから動き出すまでの一連の作業だからです。
時間を食っているのは走っていない時間
一軒に荷物を届けるまでの流れを分解すると、停める場所を見つける、停める、荷物を荷室から出す、歩いて届ける、受け取りの対応をする、車へ戻る、発進する、という並びになります。このうち走っているのは最後と最初のわずかな部分だけです。残りはすべて車が止まっている時間です。正直なところ、始める前にここを想像できている方は多くありません。だからこそ、距離の短い地区を任されたのに思ったより終わらない、という感覚が生まれます。件数を見積もるときは、走る距離ではなく、この一連の動作が何度繰り返されるかで考えるほうが実際に近づきます。
家が密集していれば楽になるとは限らない
密集した住宅地は移動が短くて済むため、効率がよさそうに見えます。ところが停車の回数は密集しているほど増えます。短い距離で次の家に着くので、停めて降りる動作が連続します。しかも密集した地区は道の幅に余裕がないことが多く、停める場所を探す手間も重なります。よくあるのが、移動は一瞬なのに停車の段取りで時間が溶けていくという形です。逆に、家の間隔が開いている地区では移動の時間は増えますが、停める場所には余地があり、動作が落ち着きます。どちらが楽かは人によって差が大きく、せっかちな性格なら密集地のほうが合うこともあります。
不在と再配達が件数の読みを崩す
もう一つ、件数の予定を狂わせるのが不在です。届けに行って受け取る人がいなければ、その一軒は終わりません。後でもう一度向かうことになり、順路も組み替わります。不在の出方は時間帯と地区の性格に左右されます。日中に働きに出ている世帯が多い地区なら、昼間の不在は増える傾向があります。ケースによりますが、都心へ通勤する人が多い地域では、平日の日中に人がいない家の割合が高くなりやすい面があります。だから件数の予定は、全部一度で届くことを前提に組まないほうが安全です。余裕を見込んでおけば、崩れた日も立て直せます。
戸建てが中心の地区で時間を取られるのはどこか
戸建てが並ぶ地区は、一軒ごとに玄関が独立しています。そのため届け先ははっきりしていますが、車を停める位置と玄関までの距離がそのまま時間になります。見沼区の整った住宅地から、農地が残る区域の点在する家までを含めると、同じ戸建てでも性格が違ってきます。
停める場所を探す手間が毎回かかる
戸建ての地区では、家の前に停められるかどうかが毎回の問題になります。駐車場が敷地内にあって道に余地がない通りだと、少し離れた場所に停めて歩くことになります。その数歩が一軒ごとに積み上がります。通行の邪魔にならない位置を選ぶ判断も、一軒ごとに必要です。目安として、同じ通りに複数の届け先があるなら、一か所に停めてまとめて歩くほうが結果として早くなります。順路を組むときに、停める位置を先に決めておくという考え方です。慣れてくると、この通りはどこに寄せられるかが頭に入り、迷う時間が減っていきます。
門から玄関までの往復が積み上がる
戸建ては門から玄関までに距離がある家もあります。階段があれば上り下りが入り、荷物が大きければ持ち方にも気を使います。一軒あたりでは短い往復でも、一日分を足すとかなりの歩きになります。相談でよく出るのは、運転よりも歩きで疲れたという話です。対策としては、荷物を一度に持てる形にまとめることと、歩きやすい靴を選ぶことが基本になります。台車を使うかどうかは荷物の形と道の舗装で変わります。砂利や段差がある敷地では、かえって手で持ったほうが早い場面もあります。現場ごとに判断が分かれるところです。
農地が残る区域では届け先が離れる
見沼区には見沼田んぼと呼ばれる低地が広がり、その周辺には今も農地が残っています。こうした区域では家の間隔が開き、届け先の間の移動が長くなります。道は細く、水路に沿った区間では路肩の余地が少ないこともあります。密集地と同じ感覚で件数を見積もると、移動の時間が足りなくなります。一方で、停める場所には余裕があることが多く、荷物の出し入れは落ち着いてできます。同じ区のなかに性格の違う区域があるため、どちらを担当する日なのかで組み立てを変えるのが現実的です。前日に順路を見ておくと、この違いに気づけます。
集合住宅が中心の地区で時間を取られる場面と段取り
集合住宅の多い地区では、建物の前に着いた時点ではまだ半分も終わっていません。そこから玄関の前にたどり着くまでが本番です。入り方が建物ごとに違うため、慣れるまでは同じ建物でも手間取ります。
時間を食うのは、建物に入るための手続きと上下の移動です。オートロックの建物では、呼び出して開けてもらうまで待つことになります。相手が出なければそこで止まります。エレベーターのない建物では、階段を使って上がり、戻ってきます。荷物が重ければ一度に運べる数も限られます。エレベーターがあっても、待つ時間は読めません。見沼区のように建て方の時期が違う集合住宅が混ざる地区では、オートロックの建物と階段だけの建物が同じ順路に並ぶことがあります。そのつもりで時間を見ておかないと、予定が後ろにずれていきます。
段取りで効くのは、同じ建物の荷物をまとめて運ぶことです。届け先の部屋を先に確認し、一度の往復で運べる分をまとめてから車を離れる。これだけで往復の回数が減ります。台車を使うかどうかは、建物の入り口に段差があるか、エレベーターに入る大きさかで決まります。階段だけの建物では台車が使えないため、手で持てる量に分ける判断が必要です。もう一つ、棟の見分けがつきにくい造りの集合住宅では、届け先を間違えないための確認が時間を使います。急いで動いて誤配になれば、やり直しのほうが高くつきます。慣れてくると建物ごとの入り方が頭に入り、同じ件数でも終わる時刻が前に寄ってきます。最初のうちに時間がかかるのは当たり前だと考えて、仕事量を決めておくと無理が出ません。
よくある質問
Q1. 軽貨物は一日に何件くらい回るものですか
A1. 件数は案件と地区の性格で大きく変わるため、一つの数字で言えるものではありません。同じ件数でも、戸建て中心か集合住宅中心かで動作の中身が違います。募集や案件の情報で件数を見かけたときは、どの地区での話なのか、不在の再配達が含まれるのかを合わせて確かめてください。そこまで聞くと、自分に回せるかどうかの見当がつきます。
Q2. 走行距離が短い地区のほうが楽ですか
A2. 必ずしもそうではありません。距離が短いのは家が密集しているからで、その分だけ停車と歩きの回数は増えます。停める場所を探す手間も重なります。逆に家の間隔が開いた地区は移動が長くなりますが、動作は落ち着きます。どちらが合うかは人によって差が大きいので、両方を経験してから判断するのが確かです。
Q3. 件数が伸びないのは自分が遅いからでしょうか
A3. 慣れの要素はありますが、地区の性格による部分も大きいです。オートロックや階段の多い地区、停める場所の少ない通りでは、どれだけ手際よく動いても一軒あたりの時間は縮みません。自分の動きを見直すより先に、どこで時間を使っているかを書き出してみてください。原因が段取りにあるのか地区にあるのかが分かれば、打つ手が変わります。
Q4. 不在が多い時間帯はどう扱えばよいですか
A4. 日中に人がいない家が多い地区では、その時間帯に不在が集中しやすくなります。順路を組むときに、不在になりやすい先を後ろに回せるなら移動の無駄が減ります。置き配の指定がある先はその指示に従います。再配達の分を見込んで予定を組んでおくと、崩れた日も立て直しやすくなります。
Q5. 台車は持っておいたほうがいいですか
A5. 集合住宅へまとめて運ぶ場面が多いなら役に立ちます。ただし階段だけの建物や段差のある入り口では使えません。砂利の敷地でも扱いにくくなります。担当する地区に台車が使える建物が多いかどうかで判断してください。使う前提なら、荷室から出しやすい積み方と、車に載せたときの場所の取り方も考えておきたいところです。
Q6. 車の選び方で件数は変わりますか
A6. 停車と荷物の出し入れがしやすい車なら、一軒あたりの動作が短くなります。両側から開けられるドアや、立った姿勢で荷物を取れる開口の高さは、繰り返す作業の数に効いてきます。小回りが効けば停める位置の選択肢も増えます。件数そのものを増やすというより、同じ件数を落ち着いて回せるようになるという効き方です。
Q7. 最初のうちはどれくらい時間がかかりますか
A7. 道順と建物ごとの入り方を覚えるまでは、慣れた人より時間がかかるのが普通です。思ったより時間がかかることがある前提で、最初は引き受ける量を抑えておくほうが無理が出ません。同じ地区を繰り返し回ると、停める位置や建物の入り方が頭に入ってきます。そこから少しずつ量を調整していく形が現実的です。
Q8. 戸建てと集合住宅のどちらが自分に合うか分かりません
A8. 歩きと階段が苦でないなら集合住宅中心でも回せます。細かい停車の繰り返しより長めの移動が落ち着くなら、間隔の開いた地区が合うこともあります。見沼区のように両方が混ざる地区では、どちらも経験できます。やってみてから判断して構いませんし、合わないと感じたら担当の相談をしてみるという選択もあります。
まとめ
- 一日に回れる件数を決めているのは走行距離ではありません。停車の回数と、車を降りてから荷物を届けて戻るまでの歩きの時間が上限を作ります。
- 家が密集した地区は移動が短くて済む代わりに、停める場所を探す手間と停車の回数が増えます。距離の短さが、そのまま一日の楽さにはつながりません。
- 戸建てが中心の地区では、停める場所を探す手間と門から玄関までの往復が一軒ごとに積み上がります。運転より歩きで疲れたという声もよく出ます。
- 集合住宅が中心の地区では、建物に入るまでの手続きと上下の移動が時間を食います。同じ建物の荷物をまとめて運ぶ段取りが、ここで効いてきます。
- 件数の情報は、地区の性格と合わせて読んでください。不在による再配達が含まれるかどうかも、あわせて確かめておきたい項目になります。
件数の数字だけを見て不安になる必要はありません。大事なのは、その件数をこなす動作の中身と、自分の体力や性格に合っているかどうかです。見沼区のように整った住宅地と農地が残る区域、そして集合住宅が混ざる地区なら、働き方の幅はあります。今日できる一歩は、自分が通える範囲の地図を開き、戸建てが並ぶ通りと集合住宅が建つ一帯を見比べてみることです。どちらで働く自分が想像しやすいかが見えてくれば、案件を選ぶときの基準になります。
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一日の形が地区で変わるということは、使う車の条件も変わるということです。細かく停まる地区なら小回りと乗り降りのしやすさ、台車を使う地区なら荷室の開口と床の高さが効いてきます。どんな働き方をするかが決まると、選ぶ車も絞れてきます。
まだ始めるかどうかを決めていない段階でも、相談できる窓口はあります。走る予定の地区や一日に動ける時間、積む荷物の見当を伝えると話が早く進みます。何も決まっていない状態でも構いません。働き方の形から一緒に整理していったほうが、あとで車を選び直す手間が省けます。気になることがあれば、一度持ち込んでみてください。
この記事を書いた店舗
| 店舗名 | 軽バンカーマッチさいたま見沼店 |
|---|---|
| 所在地 | 〒337-0005 埼玉県さいたま市見沼区小深作429-13 |
| 電話番号 | 050-1720-9893 |
| 営業時間 | 9:00〜21:00 |
| 対応エリア | さいたま市、上尾市、蓮田市、白岡市、伊奈町 |